エクセルで画像の背景の透過
エクセルで写真や画像を挿入できますが、その挿入した写真や画像の背景を透過して透明にしたい場合あります。
挿入した写真や画像の背景を透過して透明にする方法です。調べたのでメモしておきます。
画像の背景を透過したい
印鑑画像のように、文字部分以外を透過にしたい
透過設定のやり方
1つ目:背景の透過色を設定する
2つ目:背景の削除部分を設定する
1つ目のやり方は、簡単にできますが、うまく背景が透過にならない場合あります。
2つ目のやり方は、少し手間がありますが、1つ目で透過できない場合も透過するよう設定できます。
1つ目:背景の透過色の設定
※金魚鉢の画像の背景が白いので、手順画像を分かりやすくするために、図形の青色の四角を金魚鉢画像の後ろ側に重ねておきます。
1.背景を透過にする画像を選択して、メニューの「図の形式」を選択(Excel2019やExcel2016の場合は「書式」を選択)
※手順画像は、Microsoft365のエクセルの画像です。
2.リボンメニューの左側にある「色」をクリックして、表示したメニューの「透明色を指定」をクリック。
3.カーソルが変わるので、透明にしたい背景の部分をクリックします。
背景が透明になり透過になりました。
1つ目のやり方では、金魚鉢の背景の色と若干異なる影部分は透過できませんでした。影部分も透過にするには、2つ目のやり方をします。
2つ目:背景の削除部分を設定する
※透過したことが分かりやすいように金魚鉢画像の後ろ側に青色にした四角図形を重ねています。
1.①背景を透過にする画像を選択して、メニューの②「図の形式」を選択(Excel2019やExcel2016の場合は「書式」を選択)。
リボンメニューの左側にある③「背景の削除」をクリック。
※手順画像は、Microsoft365のエクセルの画像です。
2.背景が赤紫(ピンク)色になります(赤紫(ピンク)色部分が透過になる)。
リボンメニューの「変更を保持」をクリック。
3.金魚鉢の画像の背景を透過にできました。
重ねてある後ろの側の青色の四角を除くと、このようになります。
背景を削除する部分の追加
画像の金魚鉢の中の「水草」を透過にする手順例です。
※Excel2016の場合は、保持や削除のマークのところが若干違うので、こちらの記事を見てください。
1.①背景を透過にする画像を選択して、メニューの②「図の形式」を選択(Excel2019やExcel2016の場合は「書式」を選択)。
リボンメニューの左側にある③「背景の削除」をクリック。
2.リボンメニューの「削除する領域としてマーク」をクリック。
3.マウスで透過にする部分(「水草」部分)に線を引く、またはクリックします。
線を引いた部分が、透過になる赤紫(ピンク)色になります。
4.同じようして、透過にする部分(「水草」部分)に線を引いて、赤紫(ピンク)色にしていきます。
5.間違ったり、はみ出したりした場合は、「元に戻す」で操作を戻します。
細い部分や狭い部分は、表示を拡大すると線を引きやすくなります。
6.透過にする部分(「水草」部分)を赤紫(ピンク)色にし終えたら、「変更を保持」をクリック。
「水草」部分が透過になりました。
重ねてある後ろ側の青色の四角をずらすと、「水草」部分が透過になっています。
犬の画像の背景透過の設定例
左側は、元画像。右側の画像の背景を透過設定します。
1.①背景を透過にする画像を選択して、メニューの②「図の形式」を選択(Excel2019やExcel2016の場合は「書式」を選択)。
リボンメニューの左側にある③「背景の削除」をクリック。
2.犬の背景が、うまく透過部分の赤紫(ピンク)色になっていない場合は、手動で修正していきます。
犬の部分は透過にしないので赤紫(ピンク)色を除くために「保持する領域としてマーク」をクリック。
3.透過にしない部分をマウスで線を引いて、赤紫(ピンク)色を解除していきます。
手の部分の透過設定を解除。
4.透過にしない部分を解除し終えたら、次は、透過にする部分を追加するために「削除する領域としてマーク」をクリック。
手の間の背景部分に線を引いて、赤紫(ピンク)色にして透過設定にする。
5.透過にする部分を手動で修正が終えたら、「変更を保持」をクリック。
犬の背景が透過設定できました。
印鑑画像の背景透過の設定例
左側は、元画像。右側の画像は、背景を透過設定した結果です。
透過設定の操作は、犬画像の背景透過設定操作と同じですが、操作が少し長いので動画にしてYoutubeに透過設定操作の動画をアップロードしました。
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